Since 15th May 2002

■1.ゴルフの常識 それって本当?
検証1.「方向音痴はシングルになれない!」

千葉県Iカントリークラブ、研修会メンバー24名にアンケート
・自分は方向音痴である.......8名・・・・・HDCP平均8.8
・自分は普通である...........10名・・・・HDCP平均6.8
・自分は勘が鋭い.............6名・・・・・HDCP平均3.7
研修会メンバーが対象なので一応全員シングルですが、方向音痴と応えた方のハンデの平均は高いという結果が出ました。

方向音痴の方は道順を聞いても、言葉で覚える傾向が見られます。ですからひとつ言葉を間違えるとその先にすすめません。
それに対し、勘の良い方は道順を聞いたら頭の中で地図にイメージするそうです。だいたいのフィーリングで方向をキャッチするのです。これはどういうことでしょう?
方向音痴→左脳で判断する。
勘の良い人→右脳で判断する。
ゴルフにおいては距離感や風の強さ、パットのタッチなどなど、だいたいこんな感じという感覚が重要です。上手な方はこれから打つボールの弾道をイメージするそうです。残り50Yだからテークバックは肩までという左脳的な考え方では全てカバーできません。
結論.
左脳に頼る方向音痴の人がシングルになる確率は少ないと言えそうです。しかし、右脳を鍛えることによってシングルへの道も開けるかもしれません。
クラブPJ Members' NEWS  2003.8.12より 
■2.ゴルフの常識 それって本当?
検証2.「左手小指がグリップのツボ!」
 スイングする上で、一番大切なのはグリップです。グリップはクラブとの唯一の接点で、「重み」「当たり」は全てここを経由して我々の体に入ってきます。また逆に体の動きを忠実にクラブへ伝達するためには、グリップが堅固にかためられていなければなりません。昔から「左手の小指と薬指を青白く変色するまで握りしめる」という教えがあります。これは本当でしょうか?
大脳生理学の研究から体を動かす操作空間性中枢(ミート中枢)は右脳にあることが分かってきました。ゴルフがボールをミートすることを最重要視するならば、右脳優位=左サイド打撃のパターンを作り上げることです。手は外の脳と言っても過言でないほど優れた感覚器です。33個の刺激を受け入れる手の感覚器のうち、圧力を特異的に感じる感覚帯が小指中節部にあります。特にクラブがボールに当たる瞬間を感じているのは、左の小指球にあたる「パニチ小体」であることがわかってきました。パニチ小体は皮膚組織の中でも加速度に応じる組織です。ですからミート中枢のある右脳を刺激するためには、左半身、特に左手の小指中節部のツボを強く刺激するように心がけることが重要です。

結論.
左手の小指中節部のツボを強く刺激すると効果がありそうです。「小指中節部で強く握る!」はグリップのコツと言えそうです。
クラブPJ Members' NEWS  2003.9.11より
■3.ゴルフの常識 それって本当?
検証3.「歩き方がスイングを作る」
先日行われた日本女子オープン、優勝したのは服部道子プロでした。そのテレビ中継でも話題になっていたのが服部プロの歩き方。本人のコメントではスイングのリズム感を修正するために取り入れていると言っていましたが、あの歩き方は股関節の可動域を広げる効果を狙ったものではないでしょうか。服部プロは今シーズン体作りから見直すために、中嶋常幸プロのトレーナーとしても有名な石渡プロに指導を受けました。その石渡プロの提唱する関節の可動域を広げるエクササイズに服部プロの歩き方に共通する要素が見受けられます。普段から自分の矯正したいポイントを歩き方のなかに取り入れることにより、自然とスイングも改善されていきます。猫背で歩くゴルファーはアドレスでも背中が曲がっているケースが多いもの。ポスチャー、リズム、タイミングを含めて自分の歩きかたを見つめ直してはいかがでしょうか?

結論.
歩き方を改善すればおのずとスイングも改善される。

クラブPJ Members' NEWS  2003.10.8より

■4.ゴルフの常識 それって本当?
検証4.「呼吸のきれいな人は上達する」
ミスショットの後、崖下のボールの所まで駆けていき、息が乱れたまま次のショット、さらにミスショットを重ねた経験はみなさんお持ちと思います。また朝一のティーショットで緊張のあまり呼吸が浅くなるとミスをしやすいこともよく知られています。
ではゴルフではどのように呼吸したら良いのでしょうか?スイング中、息は吐くの?吸うの?それとも止めるの?呼吸もプロの世界では技量の一つと言われます。アドレスで呼吸を整え、左足を球に合わせにいった時息を吐く、呼吸は吐くことから始めるのが適切です。そして右足を合わせる時も一呼吸、息を吐く時に合わせて下さい。またグリップを作るときは吸いながら作った方が良いといいます。動作の間合いは呼吸でつくるもの、呼吸でアドレスの基本を作ります。そしてスウィング始動。バックスウィングで吸い、トップからダウンスウィングへ切り返した時に吐きの態勢に入る。 そして、息を吐き続け、フィニッシュで残心態勢に入った後、吸う。これがスイング中の呼吸の基本となるのです。バックスイングでは深く吸い、ダウンスイング以降は細く吐く。そんなフィーリングを持って下さい。普段から動作と呼吸の関係を考えてきれいな呼吸を心掛けることが大切です。

結論:良い呼吸はスイングまで良くする。
クラブPJ Members' NEWS  2003.11.13より
■5.ゴルフの常識 それって本当?
検証5.「ハーフセットでラウンドするとベストスコアが出る!」
6本競技をしたことがありますか?ラウンドに際して14本持てるはずのクラブを6本だけ選び出してプレーする競技方法です。ほとんどの人が普通のラウンドと同じか、かえって良いスコアで回ってきます。なぜでしょうか?
グリーンまで160ヤードのセカンド、#6でしっかり打つか、#5で軽く打つか、迷う場面ですね。結局、踏ん切れないまま中途半端なショットをしてしまう。それがどちらかしか無ければ迷いようがないわけです。もしグリーンまで届くクラブが無ければ花道におくしかない。ゴルフは手前からのセオリーにも合ってきます。ピンそばにつけたいなどの欲も出ませんし、なんとかグリーンにボールを置く攻め方しかない。かえって気持ちに余裕が生まれます。フルセットを持たずに半分のクラブでプレーしてみることは、今までの自分のゴルフをかえりみる良い機会となるでしょう。ぜひ、試してみて下さい。

結論:クラブ6本だと迷いがなくなる分思いきりよくショットできる。
クラブPJ Members' NEWS  2003.12.10より
■6.ゴルフの常識 それって本当?
検証6.「ネバーアップ・ネバーイン」
ゴルフのプレーの中で一番プレッシャーがかかるのがパットではないでしょうか?ラインを気にしすぎて、打ち切れずにパーパットを外した経験は皆様も多いと思います。そんな時、同伴者からかかる言葉が「ネバーアップ、ネバーイン」もちろんホールまで届かなければいつまでたってもボールはカップに入りません。カップを通り過ぎる必要があるのは皆さんも分かっていることです
ね。ではどのくらいの強さでカップをオーバーするのが良いのでしょうか? 有名なティーチングプロのハービィ・ペニックはパットの名手ベン・クレンショウに「ホールにちょうどのタッチで打ちなさい。そうすれば入り口が4か所になります」と教えたそうです。ただし、この場合は絶妙なタッチが必要です。傾斜によってどのくらいのカーブを描くかイマジネーションする能力が重要です。クレンショウだからこそ出来ることかもしれません。 では凡人はどうしましょう?パターマシンを使用して、どのくらいの強さでパットした時に一番カップインするか試したテスト結果があります。このテストでは、50cmオーバーが一番カップインの可能性が高いというデータが出ています。20〜30cmオーバーの距離感ですと、芝芽やスパイクマークで方向が変わる可能性が多くなり、また、ミスパットした時(パターの芯でとらえなかった場合)距離不足になる可能性も高くなります。逆に1mオーバーの距離感ですと、カップに蹴られるケースが多くなる結果が出ています。50cmオーバーの距離感ならばミスパットしてもカップには届き、芝芽に左右されることも少なくなります。カップに蹴られることも少なく、万が一カップをミスしても返しのパットが入る可能性が高い距離が残ります。

結論. 50cmオーバーの距離感でカップイン
クラブPJ Members' NEWS  2003 4 3. 10より
■7. クラブの常識 「こうするとどうなるの?」

このコーナーはプレシジョンに寄せられる質問の中から皆さんが疑問に思っている項目をピックアップしてご紹介する
コーナーです。

第1回目は「アイアンを全部同じ長さにしたら?」

・ だれでも得意なアイアンの番手があるはずです。その番手の長さに全てのアイアンの長さを揃えれば打ちやすいアイアンセットになるのでは?そう思ったことはありませんか?・ では手持ちのアイアンセットを全部同じ長さにしてみましょう。ちょうど中間の
#7に揃えたとします。そうするとどうなるでしょうか?
・ アイアンのヘッド重量は通常#3アイアンが一番軽くて約240g、1番手ごとに7gずつ重くなっていきます。ですから長さを揃えるとロングアイアンはバランスが軽くなり、ショートアイアンはバランスが大変重くなります。番手ごとにバランスが大きく変わってしまい、振りにくいアイアンになってしまいます。
・ では、同じヘッド重量で作ったらどうなるでしょうか?バランスは通常のアイアンと同じに仕上がりますので振りやすさは出てきす。しかし番手ごとの飛距離の差はロフト角だけが担うことになり、通常10から15ヤードのピッチの飛距離差が半分以下の5ヤード程度になってしまいます。・ 通常3から4度あるロフト角の差を大きくすると飛距離ピッチは多少出てき
ますが、ロングアイアンでボールが上がらなくなり、ショートアイアンではボールが掴まりにくくなります。また、ライ角も全て同じに調整する必要も出てきます。
・ これではアイアンの目的の「距離の打ち分け」になりませんね。

結論:「アイアンは番手ごとに長さとロフトが違ってこそ機能が生きる!」 

クラブPJ Members' NEWS  2004 5 19. より
■8. クラブの常識 「こうするとどうなるの?」
・ ある程度ゴルフクラブに詳しい人なら、自分の使っているクラブのスイングウェイト(バランス)がどの程度かは知っているでしょう。あの、D-0とかD-3とかいうあの数値です。ゴルフクラブのウェイトを支点の前後関係で表現する方法です。簡単に言えばヘッドの効き具合と言ってもよいでしょう。
・ このスイングウェイトはクラブのフィーリングに大きく影響します。そしてヘッド重量、クラブ総重量、クラブレングス、シャフトフックス、グリップ重量などと密接に関係します。
・ では、シャフトを変えた場合、バランスは同じがよいのでしょうか?例えば今までレギュラーウェイト(120g前後)のスチールシャフトを使っていたゴルファーが軽量シャフト(90g台)にリシャフトしたとします。そして今までと同じD-2で仕上げたとします。そうするとどうなるでしょうか。
・ きっと同じフィールングには感じられないでしょう。クラブヘッドが暴れる傾向が出ると思います。シャフトが動き過ぎる感じです。
・ シャフト重量が軽くなった場合、バランスもそれに比例して軽く仕上がりますので、同じバランスにするにはヘッド重量を重くするか、クラブレングスを長くするかしなければなりません。そうすると相対的にはシャフトが柔らかくなるわけです。
・ ですからこのスイングウェイトはゴルファー個人々々に合ったものではな
く、ゴルフクラブのスペックによって最適の数値が決まるものです。
・ 軽量シャフトにした場合は今までよりは小さい数値でセッティングしたほうがよいバランスになるケースが多いようです。

結論:「シャフトが変わればバランスも変えた方が良い」
  クラブPJ Members' NEWS  2004.6.10より 
■9. クラブの常識 「こうするとどうなるの?」

 このコーナーはプレシジョンに寄せられる質問の中から皆さんが疑問に思っている項目をピックアップしてご紹介する
コーナーです。
今回は「番手ずらしをしたら?」です。
・ よくツアープロやシングルクラスのゴルファーが「番手ずらし」をしていると話しています。では「番手ずらし」とはどういうことでしょうか?
・ 本来、ライフルシャフトはアイアンの各番手ごとにセットされています。
#3アイアンには#3アイアン用のシャフトを装着する設計です。それを意図的に番手をずらして装着することを「番手ずらし」と呼んでいます。
・ では、「番手ずらし」をするとどのようなことが起こるのでしょうか?
#3用シャフトを#4のヘッドに装着してみますと、シャフトフレックスが軟らかく感じられます。またキックポイントも若干変化しボールの弾道もやや高くなります。逆に#4のシャフトを#3のヘッドに装着するとフレックスは硬く感じ、弾道はやや低めになります。その変化の度合いはフレックス区分の約半分以下と考えて下さい。
・ ですから、たとえばライフル6.0では自分にとって少し軟らかいが、ライフル6.5では硬すぎると感じた場合、ライフル6.5を番手ずらしをすれば中間的なフレックスフィーリングが得られるわけです。
・ ただし番手ずらしは1番手までで抑えた方がいいようです。2番手ずらすとバランスが崩れるケースも見られます。

結論: 「フレックスの微調整には番手ずらしも一つの方法。」

クラブPJ Members' NEWS  2004.7.15より 
■10. チューンナップ講座
『バランス調整』
スイングウェート(バランス)はクラブの測定値の中では一番わかりやすい反面、正確な理解がされていない項目かも
知れません。基本的にはヘッドの効き具合を数値化したものですが、リシャフトしたり、グリップ交換をしたりするとバランスは
変わっていきます。ここではどの程度の変更でどの程度バランスが変わるか表にしてみました。

1. グリップ 
   グリップ重量4gの増減で1Pの変化
2. ヘッド重量
   アイアン:重量2gの増減で1Pの変化
   ウッド:重量2gの増減で1.3Pの変化
3.クラブレングス
   アイアン:1インチの増減で6Pの変化
   ウッド:1インチの増減で6.5Pの変化
4.シャフト重量
   アイアン:20gの増減で2.5Pの変化

※ スチールシャフトの場合です。

クラブPJ Members' NEWS  2004.8.20より
『ロフト・ライ角調整』
アイアンにおいて番手ごとにロフト角ライ角がきっちりと揃っている事が重要です。最近の一流メーカーのクラブは正確に
セッティングされているクラブが多いですが、使用中に狂うケースもありますので一度自分のクラブをチェックする事をお薦め
します。なお、ヘッドの素材によっては調整が出来ないモデルもありますのでご注意下さい。

「ロフト角」
最近のアイアンはロフト角が立つ方向に向かっています。特にシニアやアベレージ向きのアイアンではその傾向が強いようです。同じ番手でも飛距離は出ますがロングアイアンになるとボールが上がらない恐れが出てきます。自分のアイアンの番手別の距離ピッチが一定になるように調整するのが基本です。スイングスピードによってロフト角のピッチも変わるはずです。

スタンダードロフトの例
#3、21度 #4、24度 #5、27度 #6、31度 #7、35度
#8、39度 #9、43度 PW、48度 AW、52度 SW、56度
ストロングロフトの例
#3、20度 #4、23度 #5、26度 #6、29度 #7、33度
#8、37度 #9、41度 PW、45度 AW、50度 SW、55度

「ライ角」
ライ角は正確に測定するのが難しい項目です。測定器で測定しなくても、幅の狭い平らな台の上にシャフト部分をのせて番手順に並べ、アイアンヘッドのヒール部分を定規で揃えた上でトウ側に定規を当ててみます。番手によって隙間がありましたらその番手が狂っていると判断して下さい。なるべく一直線になるよう調整します。基本的にはアドレスしたとき若干トウ側に隙間が出るように調整しますが、アドレスとインパクトではハンドポジションが大きく変化するゴルファーもいますので、できればダイナミックライを測定した方が良いでしょう。
クラブPJ Members' NEWS  2004.9.15より
■11. チューンナップ講座
今回はボア構造とフレックスについてです。クラブヘッドにシャフトが挿入されている部分の構造には、ブラインドボアとスルーボアの2種類の構造がありますが、一般にシャフトがソール部分にまで貫通しているスルーボア構造の方が、シャフトフレックスが硬く感じられるといいます。それはなぜでしょうか?
 
同じシャフトを使用した場合、装着されるシャフト全長はスルーボアの方が長くなります。長くなるのはバット側ですので、結果としてスルーボア構造の方がシャフト全長に対して太い部分を長く使用する事になります。シャフトのような円筒状の構造物は太さと剛性は比例しますので、この場合フレックスが硬く感じられるのです。
  このような場合はどう対処したらよいでしょうか?メーカー品ではあらかじめティップ部分を長く設定したスルーボア専用シャフトを装着しますが(キャロウェイ等)一般にはワンフレックス柔らかいシャフトを装着します。あるいは前々回のこのコーナーで紹介した「番手ずらし」も一つの方法です。またインサーション部分の長さが十分にあるヘッドの場合(タイトリスト983K等)スルーボア部分をつぶして装着する事もあります。
クラブPJ Members' NEWS  2004.10.15より
■12. チューンナップ講座
 今回はウェッジシャフトについてです。最近「アイアンを軽量シャフトにした場合、ウェッジのシャフトも同じモデルに変えた方が良いですか?」という質問が多く寄せられます。また、同じように「アイアンとウェッジのシャフトは同じモデルの方が良いですか?」という質問も寄せられます。どうしたら良いのでしょうか?
 基本的にはそのゴルファーがアイアンとウェッジの関係をどのように捉えるかでしょう。統一されたセットとして考えるか、ウェッジはエキストラクラブとして考えるかです。 統一したセットとして考えるならば、やはりシャフトも同じモデルで揃えるのが良いでしょう。スイングフィーリングもマッチしますし、重量の統一も容易です。この場合はフレックスも同じにすべきですし、バランスも揃えた方が良いでしょう。 ウェッジはエキストラクラブとして考える場合はシャフトを同じモデルで揃える必要はありません。アイアンセットはフルショットをメインに考え、ウェッジはあくまでコントロールショットをメインに組み立てる場合です。ただしこの場合重要なのはシャフト重量です。一般にコントロール主体のウェッジはある程度の重量感のある方が安定します。スイングプレーンにも乗せ易いですし、距離のコントロールもつかみ易いでしょう。ですからアイアンとウェッジのシャフトの種類を変える場合はウェッジのシャフトはアイアンシャフトの重量と同じか少し重めの重量のシャフトを選ぶべきです。またフレックスもあまり大きな差がない方が良いでしょう。これを表にしてみました。

アイアンシャフト  ウエッジシャフト
  同じ重量     同じ重量     ○
  重い       軽い         ×
  軽い       重い         ○
 カーボン     軽量スチール    ○
 カーボン     スチール       △
 軽量スチール   スチール     ○
 スチール     軽量スチール   ×
 スチール     スチール      ○
 スチール     カーボン       ×

 具体的な例を示しますと、アイアンが「プロジェクト-X」の場合はウェッジもプロジェクト-Xでも良いですし、スピナーの組み合わせも良いでしょう。距離感重視ならプロジェクト-Xで統一。微妙なタッチを求めるならスピナーですね。アイアンが「ライフル90」の場合、ウェッジだけスピナーにしても問題ありません。フレックスはライフル90が「R」でも「S」でもスピナー「R」をお薦めします。
 しかしアイアンがライフルで、ウェッジを軽くするために「スーパーライト85」にすることはお薦めできません。
これを参考にウェッジのシャフト選びをして下さい。

クラブPJ Members' NEWS  2004.11.24より

■ 13. チューンナップ講座「鉛活用編」
 ゴルフクラブのチューンナップで一番手軽に出来るのが鉛を貼ってフィーリングを変えることです。皆さんも一度は試した事があるのでは?では、鉛を貼るる事によってどのような効果が得られるのでしょうか?よくゴルフ専門誌などで鉛を貼ることによって球筋を調整する特集がでています。これは全く嘘とは言えませんが、最近の大型ヘッドに対しては大きな効果はないと言わざるを得ません。球筋を変えるためには重心位置を変える必要がありますが、慣性モーメントが大きい最近のクラブは、数グラムの鉛程度ではなかなか重心位置が動いたと認識出来ません。少なくとも10gは貼る必要がありますがここまで貼るとバランスが崩れ、重くて振り切れないことになります。 では、ほかにどのような効果が期待できるかと言うと、一番の効果はシャフトのしなりのフィーリングを変えることでしょう。よくプロや上級者がアイアンに鉛を貼って番手間のフィーリングを調整しています。
これはヘッド重量がしっかり管理されていて、ライフルのように振動数管理されたシャフトを使用すれば必要のない事ですが、
そうでない場合は硬めに感じる番手に鉛を貼る事でしなり感を合わせているわけです。 また、冬場寒くなるとシャフトが硬くなり、しなりが感じ難くなりますが、そのような時にクラブヘッドに鉛を貼る事によってヘッドを効かせしなり感を増す事ができます。
逆にグリップ下に鉛を貼るとカウンターバランスとなって手元を先行する感じが得られます。 さらにクラブの総重量を増やしたい時はクラブヘッドとグリップ下と両方に鉛を貼るといいでしょう。クラブが軽すぎて手打ちぎみになる時に効果があります。またこの方法はドライバーとフェアウェーウッドに同じシャフトを装着した時にも効果的です。フェアウェーウッドはクラブレングスが短い分シャフト重量が軽くなりますのでドライバーと同じ重量感を欲しい時にこの方法を試してみて下さい。

クラブPJ Members' NEWS  2004.12..22より

■ 14. チューンナップ講座5 「冬対策編」
大寒を迎え1年で一番寒い季節になりました。でもゴルフフリークの皆さんは寒さをものともせずラウンドされていることと思います。では、簡単なチューンナップで寒い中のゴルフをより向上させる方法をいくつかご紹介します。
ウッド
寒くなると体も回りにくくクラブも思ったように振り切れません。そしてシャフトが普段より硬く感じる傾向があります。プロもシーズンが深まった秋の試合ではワンランク柔らかいシャフトにする事が多いですが、コストの事を考えると簡単にリシャフトはできないでしょう。ここでは鉛の活用をお薦めします。ドライバー等のヘッドに鉛を張りバランスを0.5〜1ポイント増やします。重量にして2〜4gが良いでしょう。それ以上貼るとシャフト性能に影響が出過ぎます。貼る場所はヒール側のホーゼルの付け根が良いでしょう。重心距離が若干短くなり、ボールのつかまりも良くなります。また風の強い冬対策としてはスピン量を抑制するためにも、ソールのフェース側に貼るのも一つの方法です。
アイアン
ウッドと同じくヘッドを効かせるために鉛を活用しましょう。ただしクラブレングスの短いアイアンの場合、クラブ総重量を増やしてゆったりしたリズムで振った方が、打ち急ぎが出やすい冬ゴルフには適していますので、その場合はシャフトのグリップ下にも同量の鉛を貼りましょう。飛距離的には落ちますが、低めのボールになりランを使って攻める冬ゴルフには適します。
ウェッジ
ライが薄く、地面も凍って硬くなる冬ゴルフでは、ウェッジプレーでソールが跳ね過ぎトップのミスが出やすくなります。ソールバウンスを少なくしたいところですが、削ってしまうと元に戻す事は出来ませんし、バランスも崩れます。2度程度ロフトを立ててみてはいかがでしょう。ロフトを立てると同時にバウンスは少なくなります。弾道は低くなりますが手前から足を使って攻める冬ゴルフ向きのウェッジになります。
パター
手がかじかんでタッチが出にくい冬ゴルフでは、パターも総重量を増やしてゆったり振れる仕様にしましょう。重いシャフトにリシャフトするかアイアンと同じように鉛をヘッド、グリップ下双方に貼ります。凍り付いた早いグリーンでは重いパターの方がコントロールしやすくなります。またグリーン面が荒れがちな冬ゴルフではパターロフトを1度程度寝かした方が転がりが良くなります。
グリップ
寒くなるとグリップのラバーも硬く感じられます。よりソフトなしっとり感のあるグリップに変えましょう。より少ない力でもグリップがホールド出来ます。またドライバー編で鉛の活用をお話しましたが、鉛を貼らずに軽量グリップに変える事によって同様の効果が得られます。総重量も若干軽くなりますので重くしたくない方はこちらがお勧めです。 
以上いろいろ工夫して冬ゴルフを楽しんでください。
クラブPJ Members' NEWS  2005.1..21より

■ 15. ゴルフチューンナップ講座 「グリップ調整編」
かなりクラブにうるさいゴルファーでもグリップが完璧にセッティングされているケースは稀です。多くのゴルファーはクラブを
買ったらグリップはそのまま使用し、磨耗や消耗した時だけグリップ交換をされるのではないでしょうか?
クラブマニアの方でも、クラブセットすべてを同じモデルのグリップに揃えるだけで、太さやテーパー度まで考慮してセッティングすることは少ないと思います。 ドライバーはA社のラバー、フェアウェイウッドはメーカーオリジナル、アイアンはB社のコードとグリップの種類もモデルも、さらに太さもバラバラではとても良いゴルフは望めません。
少なくともパター以外は同じモデルの同じ口径のグリップに揃えましょう。 そしてバックライン入りのグリップを装着する場合は、グリップの向きが全てのクラブで同じ方向に装着されているか慎重にチェックしてみて下さい。
一本だけフックぎみに入っているだけで、スイングまでおかしくする方を多く見かけます。 
またグリップの長さも要チェックです。特にラバーグリップの場合、挿入長さを揃えないと太さまで変わってしまいます。
長く引っ張って挿入するとゴムが伸び、細く仕上がってしまいます。 
さらに完璧を目指すなら、シャフト口径とテーパー度まで気を配ってみて下さい。
シャフトのバット側の口径は0.6インチが通常ですが、シャフトの種類によっては0.61インチだったり、0.58インチだったりする
ケースも多々あります。またテーパー度(シャフトエンドから先にいくにしたがって細くなる度合い)も違う事が多いものです。
グリップの左手部分は同じ太さなのに、右手部分の太さが違って感じられる時はこのテーパー度が違うケースです。
グリップエンドから2インチと7インチの2か所を測ってチェックして下さい。 これらに対応するためには、下巻の両面テープの
種類や巻き方、グリップの口径サイズ、挿入の仕方を組み合わせて対応します。
クラブPJ Members' NEWS  2005.2..17より
■ 16. ゴルフチューンナップ講座 「パター編」
ゴルファーが買い替えるクラブのアイテムではドライバーの次に多いのがパターという統計が出ています。それだけパットに迷っているゴルファーが多いと言う事ですし、スコアの決め手もパット次第と考えているのでしょう。新製品が出るたびに買い替える人も多いようですが、愛用のパターを少しチューンナップするだけで見違えるようにパットが入り始めるケースも多くあります。ではどのようなチューンナップの方法があるのでしょうか?

1)長さの調整:シャフトをカットしてクラブレングスを短くしたり、逆にシャフトを継ぎ足したり、リシャフトしてクラブレングスを長くします。ミケルソンのように肘を曲げず腕を伸ばし気味で構える場合は、短めの方がマッチするでしょう。肘をある程度曲げ、腕の5角形を崩さず打つタイプは長めの方がマッチします。また長めのパターは構えが立ち気味になりますので方向性、距離感がつかみやすくなります。長さを短くするとバランスは軽くなり、長くすると重くなりますので調整は必要です。

2)重さの調整:総重量の重いパターはストロークが安定します。軽めのパターは操作性が良くなります。この重い、軽いはスイングウェートとも関連しますが、バランスを整えるにはヘッド、シャフト、グリップとも重量調整した方が良いでしょう。

3)バランスの調整:ヘッドの効き具合の調整です。ゆったりストロークするには重めのバランスが、パンチ気味にヒットするには軽めのバランスがマッチします。また、速いグリーンには重めが、重いグリーンには軽めがいいでしょう。最近多く見かける重心深度の大きいパターの場合、バランスが重すぎるとシャフトが暴れる傾向がありますので注意が必要です。

4)ロフトの調整:通常パターには4度前後のロフト角がついています。ただし、ゴルファーのストロークによってはインパクトロフトが変化しますので調整が必要です。ロフトが少ないとヒットしたあとボールが跳ねる傾向があります。ピンタイプのようにネックがついているパターはネック部分で調整し、ベンドシャフトのパターはベンド部分で調整します。ストレートシャフトがパターヘッドに直接ついているタイプは一度シャフトを抜いてさし直す必要があります。

5)ライ角の調整:パターの長さとパッテイングスタイルによって適正なライ角は異なります。長さの調整をした場合もライ角をチェックして下さい。調整の方法はロフト角調整と同じです。

6)グリップの調整:太めのグリップを装着するとリストが使いにくくなり、ストロークタイプに適し、細めのグリップは細かいタッチが向上します。また挿入の方向によって構えやすさが違ってきますので細かい配慮が必要です。自分が納得する挿入方向を研究してください。以上の6項目を組み合わせることによりパター性能は飛躍的に向上します。ニューモデルを購入する前に一度チューナップされたらいかがでしょうか?
クラブPJ Members' NEWS  2005.3.24より

■ 17. ゴルフチューンナップ講座 「重量マッチング編」
ドライバーは振りやすいけどアイアンは上手く振れない。またはアイアンは良いのだけど、ドライバーが振り過ぎてしまう。でもどちらもバランスはD-1で揃っている。なぜだろう?と思っている方多いのではないでしょうか。これはクラブの総重量のマッチングが上手くいっていない場合に見られる現象です。通常アイアンは番手ごとに6〜8gずつ重くなっていきますが、そのアイアンの重量感に比べドライバーの総重量が軽すぎるケースが最近多く見受けられます。これではアイアンとドライバーで全く違うリズム、タイミングでスイングしなければならないということになります。とても振りやすいセットとは言えませんね。パターを除いた14本の重量マッチングが重要です。では具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?基本的にはドライバーとアイアンの重量差を一定の基準に合わせる事です。
#5アイアン 380g → ドライバー 300g
#5アイアン 400g → ドライバー 310g
#5アイアン 420g → ドライバー 320g
#5アイアン 440g → ドライバー 330g

以上が1つの目安になります。

言い換えれば、アイアンのシャフト重量が60gならドライバーのシャフト重量は50g台、アイアンが軽量スチールで95gならドライバーは60g台、アイアンが 120gならドライバーは70g以上のほうがマッチするということです。一度自分のクラブの総重量を調べて、番手順に重量が一定のピッチで増えているかチェックしてください。そして自分が一番振りやすいクラブに他のクラブの総重量を揃えることで、クオリティーの高いゴルフが可能になります。
クラブPJ Members' NEWS  2005.4.13より

■ 18. ゴルフチューンナップ講座 「アイアンライ角調整編」
ライ角は打球の方向性に非常に重要なファクターです。特に地面にあるボールを直接打つケースが多いアイアンクラブにおいてはライ角が合っていないとスイングまでにも悪影響を及ぼすケースがあります。ではどのように調整したらよいのでしょうか? 従来、ベストなライ角はアドレスで構えた時、ヘッドのトゥ側にコインが2枚はいる程度と言われてきました。これはスイング中に発生するトゥダウン現象(スイング中に発生する遠心力でインパクト時にヘッドのトゥ側が下を向く動き)を見越して設定する方法です。これはこれで正しい考え方ですが、アドレス時のハンドポジションとインパクト時のハンドポジションには通常差があり、ゴルファーによっては10cm以上違うケースもあります。ですから重要なのはインパクト時にどのような状態でヘッドが地面と接しているかです。これを調べるには「ダイナミック・ライフィッテイング法」を利用します。また、ライ角の測定は測定器へのクラブのセッティングが微妙で、数値で正確に把握することが難しいものです。簡単な測定法としては、アイアンクラブをシャフトだけで支えられるような幅の狭い台に番手を揃えて置き、ヘッドのヒール側を定規で揃えます。次に、その定規をヘッドのトゥ側へ滑らせていきます。
すると番手によって凸凹に隙間が生じていますので「ダイナミック・ライフィッテイング法」で最適と判断された番手に合わせてライ角を調整してみて下さい。ロングアイアンからショートアイアンまで隙間がなく直線に並べばきちんとライ角揃ったことになります。なおこの方法ではソール形状が異なるウェッジは除外した方がいいでしょう。

クラブPJ Members' NEWS  2005.5.18より

■ 19. ゴルフチューンナップ講座 「軽量スチールシャフトリシャフト編」
ライフル90を始めとする軽量シャフトへのリシャフトには3つのパターンが考えられます。第一はカーボンシャフトからの
リシャフト。さらなる安定性 (距離・方向性)を求めての変更です。宮里藍プロもこの理由でリシャフトしました。
第二はレギュラーウェイトのスチールシャフトからのリシャフト。ノーマルライフルやDGを使っていたけれど、年齢によるパワーの衰え等で、もう少し楽にやさしく振れるシャフトを求めての変更です。第三の理由が同じ軽量シャフトからのリシャフト。
どうしても満足できるボールが打てないのが原因です。ではそれぞれのケースでリシャフトする場合の注意点にはどのようなも
のがあるでしょうか?
1)カーボンからのリシャフト
 この場合、一番注意すべきはヘッド重量です。カーボンシャフト専用にヘッドが作られている場合、スチールシャフト用に比べて7〜8g重く作られることがあります。この場合そのままのスペックで組み立てるとバランスが大きく出過ぎることが予想されますので、クラブレングスを短く設定する必要があります。少なくとも半インチは短くする必要があるでしょう。しかしながら最近はカーボン用とスチール用を併用するクラブメーカーも多くなってきていますので、この場合は1/4インチ程度の調整で適正なバランスに仕上げることが可能です。バランスが大きく出たからといって、重いグリップを装着してバランスを揃えてもあまり意味はありませんので注意が必要です。
2)レギュラーウェイトからのリシャフト
 この場合も仕上がりバランスが問題です。シャフト重量が25g程度軽減されますので、バランスは2〜3ポイント下がることが予想されます。しかしながら軽量シャフトの場合は従来使用していたシャフトを装着していたバランスより軽めに設定した方が良いでしょう。レギュラーウェイト時にD2で使用していたなら、軽量シャフトにリシャフトする場合はD0前後のバランスをお薦めします。
同じD2で軽量シャフトを組んだ場合、ヘッドが暴れ過ぎる危険性があります。もしそのまま組んでバランスが軽くなり過ぎるようでしたらヘッドにウェイトを入れるよりクラブレングスを1/8〜1/4長くした方が良いでしょう。
3)軽量シャフトからのリシャフト
 この場合は特別な工夫は不要でしょう。シャフトのモデルによってはバランスポイントの関係からヘッドが効かないケースもありますが、若干の重量調整で済むはずです。それより軽量シャフトはバット側の径が太いモデルがありますのでグリップ装着に注意が必要です。同じ重量帯の軽量シャフトでもメーカー・モデルによってシャフトフィーリングはずいぶん違います。いろいろなモ
デルを試打して自分にあった軽量スチールを選んで下さい。ライフル90はシャープなフィーリングと高弾道、そしてボールの強さが特徴です。ぜひ一度試して下さい。

クラブPJ Members' NEWS  2005.7.20より

■ 20. ゴルフチューンナップ講座 「グリップの普段のお手入れ編」
皆様、普段のクラブのメンテナンスはどうされていますか?ラウンドが終わって、クラブヘッドについた泥や汚れはキャディーさんがクリーンアップしてくれますが、意外にそのままにしているのがグリップ。とくに夏場のこの季節、知らず知らずについた汗や脂がグリップにこびりつき、テカテカになっているのを良く見かけます。これではせっかくのグリップの機能も台無し。スイングを崩す原因にもなりかねません。そのまま放っておけば、グリップの耐久性も急激に下がります。
 手入れの方法は簡単です。プレー後、グリップについた手垢やホコリなどの汚れを濡れたタオルで良く拭き取るだけ。プレー中でしたら濡れタオルで拭いた後、乾いたタオルで拭えばしっとり感がよみがえります。 特に汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かした溶液をタワシに付けてごしごしこすり、その後水洗いすればOK。その時グリップエンドの穴から水分がグリップ内部に入らないように注意して下さい。後は日陰でよく乾かすだけです。 また車のトランクなどのように高温多湿な場所での長時間の保管は避けて下さい。もちろんグリップに磨耗が見られたらグリップ交換の時期、早めに交換しましょう。
■ 21. 商品情報 「ライフル90を藍ちゃんが選んだ訳」
今なんといってもスポーツ界の話題の中心である宮里藍選手。その藍ちゃんがなんとシーズン途中にも拘わらずアイアンのシャフトをカーボンから軽量スチール「ライフル90」に替えて大活躍中!ではなぜ藍ちゃんは数ある軽量スチールの中から「ライフル90」を選んだのでしょうか? 海外の試合への遠征で、向こうのメジャー級のプロがほとんどスチールシャフトを使っているのを見て、自分もスチールを試したくなった、というのがそもそものきっかけ。コーチ役のお父さんからも「スチールの方が縦の距離が安定する」と言われていたそうです。そしてクラブメーカー側が藍ちゃんの意向を受け、数種類の軽量スチールシャフト装着モデルを用意。その中から入念なチェックの末、選ばれたのがプレシジョンの「ライフル90」だったのです。 「スチールは硬くて重い」という先入観があったそうですが、ライフル90は長年使っていたカーボンシャフトとフィーリングが似ていたこともあり、「違和感は全くないのに強くて重い球が打てる。カーボンの時はライによって飛び過ぎの心配があり、スイングをコントロールする傾向があったけど、ライフル90に変えてからは番手ごとの距離を信じて打てるので、思いきって最後まで振り切れるようになった」との本人談。使用しているアイアンのV-iQフォージドのヘッドはやや大きめで重心はかなり低め。この特性を考えるとライフル90のようにシャフト先端側がシャープに動くシャフトの方がつかまりが良く、高さで攻めることが出来るようになったわけです。 
今後の活躍も期待でき
そうですね。
クラブPJ Members' NEWS  2005.8.19より

■ 22. ゴルフチューンナップ講座 「クラブのメンテナンス編」
秋のゴルフシーズンを控え、ゴルフクラブのメンテナンスを行いましょう。真夏の暑い時期に酷使したクラブは、汗や油分、芝草の汁や練習場のゴムマットの跡などで汚れたり、傷んだりしているはずです。全面的にチェック&クリーンアップして秋のシーズンに備えてはいかがでしょうか?
1)グリップ
 全体的にチェックして磨耗や変形している箇所があったらグリップ交換しましょう。また、ゴム素材表面がカチカチ、ツルツルの場合も交換した方が良いでしょう。一般的な手入れとしては濡れ雑巾などで汚れを拭い取ればOKですが汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かした水をブラシにつけてゴシゴシ洗い、その後、十分水洗いします。手の汗や油分が取れてしっとりしたタッチが蘇ります。
2)シャフト
 カーボンシャフト→濡れタオル等で汚れを拭い取ります。同時にシャフト表面に傷やひび割れがないかチェックして下さい。シャフト折れにつながる恐れがあります。スチールシャフト→同じく濡れタオル等で汚れを拭い取ります。その後、CRC5-56などの潤滑油を染み込ませたタオルで軽く拭きます。錆発生の防止になります。尚、その際、グリップ部分に油分がつかないよう注意してください。最後に乾拭きします。
3)ソケット部分
 クラブヘッドとソケットの間に隙間が出来ていないかチェックして下さい。ソケットがズレて隙間ができていたら修理します。
4)クラブヘッド
 フェース面の汚れ/ 芝草の汁→濡れタオル等で拭い取ります。 スコアラインの砂→歯ブラシ等で取り去ります。 ボールの跡→台所用のクリームクレンザーをブラシにつけて磨いて下さい。その後、水洗いします。 ソール面の汚れ/ 刻印に入った砂等→歯ブラシ等で取り去ります。 ティーや練習マットの跡→台所用のクリームクレンザーで磨いてください。しつこい汚れはベンジン等の溶剤で取ります。 ヘッド全体の汚れ/ アイアンヘッド→水洗いの後、潤滑油を染み込ませたタオルで軽く拭き、その後、乾拭きします。 ウッドヘッド→水洗いの後、カーワックスをかけると綺麗になり、表面塗装の保護にもなります。細かい傷は、車用のコンパウンドで磨くと目立たなくなります。その後、ワックスをかけて下さい。

クラブPJ Members' NEWS  2005.9.16より

■ 23. ゴルフチューンナップ講座 「ヘッド形状別シャフト選び編」
アイアンのシャフトを選択する際、使用するアイアンヘッドの形状を考慮にいれてますか?同じシャフトを装着してもヘッド形状、
特に重心距離によってそのフィーリングは大きく違ってきます。
 例えば従来ボールのつかまりやすい大型のキャビティー形状のアイアンを使用していたゴルファーが操作性の良いブレード
タイプのアイアンに変更したとします。その際同じヘッド重量、同じバランスで、同じフレックスのシャフトを装着しても、そのフィーリングはブレードアイアンの方がシャフトがしならず硬いフィーリングに感じるでしょう。これは主にシャフトからの重心距離とヘッド
自体の重心角の違いがもたらす現象です。重心距離が短く、ストレートフェースの重心角の小さいアイアンヘッドはシャフトをしならせる力が小さいために硬いシャフトフィーリングになります。逆に大型でグースの強いアイアンヘッドはシャフトをしならせる力が強く働きますので柔らかいシャフトフィーリングになります。ツアープロでもアイアンのモデルを変えた際、飛び過ぎの結果が出るケースがあります。同じロフト設定なのになぜ飛ぶのか?
ヘッドの重心位置の設定が変化して、シャフトがより飛ぶ働きをするのが原因です。この場合ワンフレックスシャフトを硬くすると距離感が戻ります。 ですから、シャフト選びの際に使用するアイアンの重心距離や重心角、そしてヘッド重量などを十分把握してシャフトの種類とフレックスを選択して下さい。

クラブPJ Members' NEWS  2005.10.30より

■ 24. ゴルフチューンナップ講座 「シャフト比較編1/VS.DG」
 最近、多い質問に「他社のシャフトと一番近いフレックスのライフルシャフトは何ですか?」というのがあります。リシャフトする場合に一番気に掛かるところかもしれませんね。そこで、今回は一番代表的な「トゥルーテンパー社」の「ダイナミックゴールド」シャフトと「ライフルシャフト」の比較をしてみましょう。なお、このデータは当社のテクニカルサービスセンターの測定機器で測定したデータでメーカーが公表したものではありません。またシャフトには製造公差がありますので、その点もお含みおき下さい。

1)シャフト重量
DG S-200 118g / S-400 120g / X-100 119g
RIFLE 5.5 112g / 6.0 114g / 6.5 116g

2)振動数
DG S-200 300cpm / S-400 305cpm / X-100 312cpm
RIFLE 5.5 304cpm / 6.0 311cpm / 6.5 319cpm

3)センターフレックス
DG S-200 5.90 / S-400 6.05 / X-100 6.20
RIFLE 5.5 6.10 / 6.0 6.55 / 6.5 6.80

※測定条件 #6アイアン用シャフト クラブレングス37inch ヘッド重量262g

以上の項目から分かることは、重量は「ダイナミックゴールド」の方が
「ライフル」より約3〜5gほど重いこと。
フレックスは機械測定では「ダイナミックゴールド」の方が柔らかく、しなりが
大きいことです。では、実際の弾道はどうでしょうか?

1)打ち出し角
DG S-200 18.8°
RIFLE 6.0 19.4°

2)スピン量
DG S-200 6486rpm
RIFLE 6.0 6023rpm

3)キャリー&トータル
DG S-200 167Y/172Y
RIFLE 6.0 165Y/170Y

※測定条件 #6アイアン ヘッドスピード:39m/s

これから分かることは「ダイナミックゴールド」はやや低めに打ち出し、スピンでホップするように上昇すること。「ライフル」は高めに飛び出し、直線的に上昇することです。

以上のことから、従来「ダイナミックゴールド」S-200を使っていた方には「ライフル」6.0が一番違和感が少なく移行できるフレックスと思われます。重量は「ライフル」の方がやや軽く振りやすさはあるでしょう。シャフトの剛性は「ライフル」の方が高く、しなり感は少なめです。その他のフレックスを使用していた場合もこれらのデータを参考に選んでみたらいかがでしょうか?

クラブPJ Members' NEWS  2005.11.25より

■25.ゴルフチューンナップ講座 「中尺パターへの改造」
このシーズン、ツアーでのトレンドNo.1は中尺パターだったのではないでしょうか?
もちろん長尺パターにして復活優勝したベテランプロも多数いましたが、女子ツアーのさくらちゃんや、スーパー中学生の伊藤涼太君はじめ、中尺パターへスイッチするプロを多く見かけました。一度自分も試してみたいと考えている方が多いのではないでしょうか?手持ちのパターを流行の中尺パターに改造する際のポイントをお知らせします。

1)長さ
一般に中尺パターと呼ばれているのは36〜43インチの範囲のパターです。市販の中尺パターは41前後が多いようですが、ツアーでは37前後を多く見かけます。標準長のパターからスイッチする場合は、この程度が違和感が少ないようです。今使っているパターシャフトのバット側に、不要のシャフト等を延長する形で装着する方法もありますが、接合部の強度不足も心配されますので技術力のあるショップに依頼して下さい。理想的には中・長尺専用のパターシャフトを利用することをお勧めします。中尺用パターグリップを装着しても入り口部分があまることがありません。

2)重量
中尺パターは標準長パターより重量をかなり重く設定するケースが多いようです。それもヘッドだけでなく、シャフト、グリップも平均して重量アップして下さい。改造の場合はヘッドには鉛等で重量アップを計り、その際はソール面やバックサイドに鉛を貼るほうがいいでしょう。少なくとも50g以上はアップしたいですね。シャフトは中尺用シャフトはもとより重めに作られていますが、シャフト延長する場合はシャフト先端部に鉛粉やタングステンパウダーを入れて重量アップを計ります。バット側は延長部材で重くなるのでそのままでいいでしょう。中尺用グリップは重めに出来ている製品がほとんどです。スイングウェイトはE〜Gバランスの範囲に仕上げます。

3)ライ角
標準長パターをそのまま長くしただけでは、ほとんどの場合フラットすぎます。ピン型のようにホーゼル部分があるパターの場合はその部分を曲げてライ角を調整します。パターヘッドに直接シャフトが装着されている場合ですが、ストレートシャフトの場合はシャフトを一度抜いて穴の方向を変えて開け直す必要があるでしょう。ベンドシャフトの場合はベンド部分をパターシャフト用ベンディングツール等で曲げて調整します。

クラブPJ Members' NEWS  2005.12.16より

■26.ゴルフチューンナップ講座 「練習器具について」
ゴルフショップへ行くと各種の練習器具が販売されています。ツアープロも使用している物から、効果に疑問を感じる物まで様々ですが、一番シンプルで効果が期待できるのは素振り用練習器具ではないでしょうか?これら素振り用練習器具にもいろいろなタイプがあります。タイミングをつかむための物、パワーアップを図るための物、スイングプレーンを矯正するための物、様々です。T・カイトやB・クレンショウの師、故H・ペニックは「自分の使用しているクラブより重めのクラブでの素振りが最良」と言っていました。 今回は自分のクラブと同じフィーリングを保ったままパワーアップが期待できる素振り用クラブを作ってみましょう。同じスイングフィーリングを保つにはシャフトの振動数を揃える事が重要です。またパワーアップを図るには重めに仕上げる必要があります。
作例 
使用クラブ:#3アイアン ヘッド重量242g ライフル6.0 38.5
インチ D2 総重量408gとします。
この場合クラブの振動数は299cpmを示すはずです。この振動数になるべく
近い素振り用クラブを作ってみましょう。

ヘッド:#3アイアン ヘッド重量242g
シャフト:ライフル7.0
レングス:38.5インチ
このスペックで組み立てますと振動数は約309cpmになります。非常に硬いフレックスに仕上がります。ここにヘッドに鉛等で重量アップを行います。約20gの増加で振動数は10cpm落ちて299cpmになるでしょう。バランスはヘッド重量の増加とシャフト重量の増加分を加えてE1程度まで上がります。総重量は436gを予想します。これでスイングした時のフィーリングは同じで重量の重たい素振り用クラブの出来上がりです。実際ボールを打つ事も可能です。皆さん一度試して下さい。

クラブPJ Members' NEWS  2006.6.30より

■グリップ重量とクラブの重量バランスについて 2006.8.2 UPDATE
【クラフトマンの一言】
グリップの重量とクラブの重量バランスについては、数字では表すことが難しい感覚的に密接な関係があります。仮にドライバーにツアーベルベットラバーM60の50gのグリップが挿してあったとしましょう。グリップ交換の際、同種の52gのグリップに交換したとすると、以前より手元が重くシャフトの中間部の重さを感じにくくなります。特に振った時にはクラブがかなり重くなったように感じられます。この感覚が良い・悪いは別にして、異なったクラブのように感じられるのは事実です。こういったことを踏まえてグリップ交換の場合は重量に気を使ってやることが大切です。



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